急に暑くなったり、雨が降って肌寒くなったり、じめじめと蒸したりと、雨季らしい気候の変化が堪える季節です。ひまわりクリニックでは、月に2回を基本に、患者さまの状況に合わせて、訪問診療を行なっています。前回の診察から今回までの間に気になることなどをお伺いするのですが、その際に役立つのが療養日記です。
日記というと構えてしまう方も多いと思いますが、手近なノートに時系列に気になったこと、確認したいこと、病状や様子の変化などを書きとめておくだけで構いません。それが、時に診断に役立つこともあります。
 

療養日記のメリット

情報共有に役立つ
患者さまご家族の不安解消に役立つ
病状や体調の変化に気づきやすくなる
患者さまの要望なども書き留められ、より良い療養生活に役立つ
 

療養日記の書き方

メモなど、紙がバラバラになってしまうものより、手繰ることができる

一冊のノートのようなものに書く

血圧・体温・血糖値などの数値だけではなく、ご本人の様子や話したこと、

食べたもの、冗談で笑ったことなども書き留めたいことを時系列に書いていく

診察の際に聞きたいことは、そのページに付箋などを貼っておくとたぐりやすい
訪問看護や介護サービスを利用されている方はその記録なども貼っておくと

情報が一冊にまとまって共有しやすい

 
 
療養日記は、ご本人だけでなくご家族のお気持ちを整理する上でも助けになります。数行程度のメモ書きでも大丈夫ですので、はじめてみてはいかがでしょうか?