201610_b今年、久しぶりに麻疹が流行し、ニュースになりましたね。

 3月に沖縄で1人目の発症が確認され、またたくまに感染が拡大、5月6日までに全国で125人が感染しています。  
遠い沖縄のことと思っていらっしゃるかもしれませんが、実はそのうち10人が都内の居住者です。

ゴールデンウィークの移動シーズンを過ぎ、大規模な感染に拡大することが心配されており注意が必要です。
  

麻しん(はしか)とは

麻しんの症状
麻しんウイルスにより引き起こされる急性の感染症で、はじめは鼻水や咳、熱など風邪に似た症状が現れます。2~3日後、体に発疹が出て、39度以上にもなる高熱になります。
肺炎や中耳炎、更に脳炎を合併することもあり、先進国でも1000人に1人の死亡の危険性がある怖い病気です。
 
麻しんの予防
感染力が非常に強いことでも知られています。飛沫や接触だけでなく、空気でも感染するので、マスクや手洗いなどで予防することは不可能です。予防接種が一番の感染防止になります。
夏のバケーションで海外旅行を計画されている方、留学や海外出張の予定がある方も、今一度ご自身に麻しんの免疫があるか確認し、必要であれば予防接種を受けることをおすすめいたします。
 
海外では隔離されることも
かなり減って来ているものの、麻しんは、日本では馴染みのある病気のひとつ。しかし、海外では、ごく稀にしか見られない国もあり、現地で発症すると移動制限や隔離をされる場合もあるようです。
 
麻しんの免疫があるかわからないとき
麻しんの免疫は、麻しんに罹った経験があるか、過去に2回以上麻しんの予防接種を受けていることが確実であれば、免疫があることになります。
血液検査で調べることも可能ですが、予防接種と同じくらいの金額がかかりますし、日にちも要します。
ワクチンを打っても害はありませんので、どちらかわからない時は、接種をおすすめします。
 
【麻しん予防摂取】 自費9,000円(接種回数1回)ご希望の方は必ずご予約ください。
ご希望日がある場合は、2診療日の余裕を持ってご予約いただくことをお願いしています。