新型コロナウイルス対応の緊急事態宣言が発令される中、外出自粛の日々が続いています。
「三密」を避ける、手洗い・うがい・咳エチケットの徹底など、誰もが感染防止に努めていることでしょう。大変な状況ではありますが、一人ひとりの行動が感染予防、そして今後の医療崩壊を防ぐことにつながります。季節の変わり目で身体に様々な不調が出やすい時期でもありますから、免疫力を上げてこの不安な時期を乗り切りましょう。
免疫力って??
最近よく聞く言葉「免疫力」。漢字が示すとおり「疫(病気)を免れる力」、私たちの体を守る力です。免疫力が高いと、病気になりにくい、病気にかかっても回復が早いというメリットがあります。
免疫力は20歳をピークに、年齢を重ねるごとに低下し、60歳では4分の1まで下がると言われています。また、免疫力は自律神経によってその働きを支配されており、心身に強いストレスによって自律神経の働きに乱れが生じることで低下してしまいます。
免疫力を高めるには
免疫力を高めるためにさまざまな方法がありますが、基本となるのは「食事・運動・生活習慣」です。
・バランスのとれた食事 日本人が伝統的に続けてきた野菜中心の食事、発酵食品の摂取で腸内環境を整えることが大切です。
・適度な運動 血行を良くして体を温める運動は欠かせません。少しずつでもいいので生活の中に取り入れて継続しましょう。
・睡眠 睡眠中、体がリラックスした状態で免疫細胞の働きがとても活発になります。30分程度の昼寝も効果的です。
・入浴 体温を上げることも有効なので、湯船に浸かって体を芯から温めると良いでしょう。38~40℃ぐらいのお湯に10分浸かると体温が1℃上がると言われています。
その他、笑う・ツボ押しなども免疫力を高める効果があるそうです。
お手軽調理で腸内環境を整えましょう
免疫細胞は、腸内環境を良くすることで活性化します。腸内環境を整えるには、善玉菌が豊富な発酵食品と、善玉菌のエサとなる食物繊維・オリゴ糖とバランスよく摂取する必要があります。どれも手軽に利用できるものですね。とは言え、健康を考慮しながら毎日3食作り続けるのは大変なことです。
下処理が不要な魚の缶詰(サバ・ツナなど)や乾物を使って、手抜きならぬ“手軽”調理はいかがでしょうか。塩分が気になる方は「食塩不使用」「減塩」の缶詰を選ぶと安心です。ショウガや酒、スパイスを使えば魚のにおいも気になりません。
また、缶詰は長期保存できるので、買い物の回数が控えられる利点もあります。
~缶詰+1品でできるメニュー例~
■サバ缶
+納豆=冷やしうどん
+しょうが=炊き込みご飯
+チーズ=トースターで焼くだけ
■ツナ缶
+卵=オムレツ
+トマト缶=パスタ
+茹で野菜・冷凍野菜=和え物
疲れやすい、だるさが取れない、肌荒れ・口内炎などの症状が出ている時は、免疫力が低下している可能性があります。
ひまわりクリニックでは、症状に応じたビタミン剤の処方もしています。
気になることがありましたら、診療の際にご相談ください。
浦安市・市川市の最新情報はこちらを参照ください
浦安市「新型コロナウイルス感染症について」
市川市「新型コロナウイルスに関する対応等について」