慶應義塾大学医学部学生のS.Kさんが2月21-22日に当院に実習に来られました。慶應義塾大学医学部では、総合診療科の実習期間中に地域の病院や診療所で実習をする機会があり、当院もその受け入れ施設となっています。
当日は訪問診療・外来診療の陪席や相談員に同行され、浦安市の地域医療を学んでいただきました。見学後の感想をいただきましたので紹介いたします。
慶應義塾大学医学部学生
大学病院での実習では経験できない新鮮な体験ばかりで、刺激が多い2日間でした。
訪問診療では、一人一人の患者さんの異なるニーズや状態に合わせて、まず相談員さんが説明に行き患者さんと契約を結んで、そのあと多職種スタッフがプランを立てて、さらに訪問看護ステーションやケアマネなどと連携を取って、患者さん中心の医療を実施していることがよく分かりました。小さいクリニックが地域の訪問診療を担っていることに感銘しました。
心療内科の外来実習では、器質的疾患がないが身体症状を訴える患者さんを外来で診る時の信頼関係の築き方や、接する時の注意点、言葉と言葉以外から情報を収集する方法、心理療法の導入の仕方など、言い切れないほど色々勉強できました。慶應にはない心療内科のクリニックで実習できて、志望科を決める上の大きな手がかりにもなりました。
指導医の先生、医師や看護師、相談員、他のスタッフみなさんの指導が熱心かつ上手で、仮に自分が将来地域診療の医師として働くときのイメージがわかりました。
また、実習レポートの課題についての質問も丁寧に答えてくださり、それに加えて他の情報も提供してくださったのでとても助かりました。
ひまわりクリニックでは今後も医療者の教育にも携わり、地域医療の向上に貢献して参りたいと思います。