12月19日に浦安市にある東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科の先生方と事例検討会を行いました。
東京ベイから自宅退院され、当院訪問診療で関わった方の事例の中で入院中から退院後の様子までの情報交換を行い、その後ディスカッションしました。
ディスカッションでは、入院から在宅へどのような状態であれば移行できるのか、移行の際にどのように本人・家族に伝えると不安にならずにいられるか、在宅でどのように疼痛緩和ケアを行っているのか、などを話し合いました。
印象的だったのは、どのような状態であれば退院して在宅に移行できるのか?というディスカッションです。話す中で「本人や家族が自宅療養の希望があれば、どんな状況でも移行可能ではないか」という意見が腑に落ちました。
本人や家族の状況を考えると自宅療養が過酷すぎて、無理ではないかと思うこともあるかもしれません。しかし、それでも様々な訪問サービスを利用することで対応可能なことも多く、そもそも療養環境がベストでないにしても、それ以上に自宅にいるメリットを本人やご家族が強く感じているのであれば、それに勝るものはないのだと思います。
医療者からみてどんなに困難な状況に見えても、患者さん・ご家族が望む形を最優先におきながら支えることの大切さを改めて感じました。
当院では東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科の皆様と月1回勉強会や事例検討会を行っており、同じ患者さんの入院中から他院後の様子を知ることができ、病院・診療所と異なる立場から気になることをシェアできる貴重な機会です。
ひまわりクリニックでは地域の医療機関と連携して、地域医療に貢献して参りたいと思います。