2月2日に当院院長山田智子医師が理事を務める千葉県浦安市医師会医療介護連携事業の勉強会として「浦安市グリーフ・ケアを考える会」を開催いたしました。
昨年もグリーフ・ケアの勉強会を浦安市で開催しましたが、参加者の皆さまからの再度の開催要望もあり、企画いたしました。講師には昨年同様、今回も亀田総合病院緩和ケア室チャプレンの瀬良信勝先生をお呼びし、ご遺族の感じられる「罪悪感」をテーマにいたしました。
当日は、医師・看護師・薬剤師・ケアマネージャー・社会福祉士・リハビリと様々な職種の方にご参加いただきました。
瀬良先生からは罪悪感を感じるご遺族にどのように関わるのが良いのか、理論から具体的な声かけや関わり方など実践的にまでお話しいただきました。印象的だったのは、支援者は「罪悪感を取り除く者としてではなく、理解者としていることが大切」という内容でした。自分を責めるご遺族にお会いすると、それを取り除こうと「そんなことない」とお伝えしたくなりますが、それはむしろ自分が居心地悪いからかもしれません。
また、グループワークも行いましたがたくさんの意見だけでなく、悩みも共有されました。日々、死別と向き合う支援者の工夫や苦労があることも実感し、本勉強会が支援者側のグリーフ・ケアになっていると思いました。
ひまわりクリニックでは、今後とも地域の多職種の方と一緒に学び合いながら地域医療に貢献して参りたいと思います。