7月20日から21日にかけて、幕張メッセ国際会議場にて第6回日本在宅医療連合学会大会が開催されました。当院の常勤医である宮本医師と非常勤医の山田医師が、シンポジウム「一歩先の家族支援 〜家族療法の視点から在宅医療を考える〜」に登壇いたしました。
日本在宅医療連合学会(Japan Academy of Home Care Medicine, JAHCM)は、在宅医療の発展と普及を目的とした、日本を代表する学術団体です。多職種の専門家が参加し、在宅医療の質を向上させるための研究や教育活動を行っています。
シンポジウムでは、家族志向のケアに関する理論から具体的な技法まで、さまざまな在宅医療の事例を紹介しながら解説しました。また、ディスカッションでは、家族志向のケアや家族療法の専門性が在宅医療における家族理解と支援にどのように活用できるかについて議論が行われました。
当初、在宅医療の現場で家族療法がどの程度注目されるかは不明でしたが、当日の会場は超満員で、立ち見が出るほどの大盛況となりました。これにより、在宅医療に携わる多職種の方々が家族支援に強い関心を寄せていることが伺えました。
なお、シンポジウムのオンデマンド視聴は9月20日まで学術大会のホームページで可能ですので、興味のある方はぜひご覧ください(※参加登録が必要です)。
また、今回の学術大会にあわせて家族志向のケアに関する書籍が出版され、宮本医師と山田医師が執筆に関わっております。ぜひこちらもお手にとってご参考にいただければ幸いです。
ひまわりクリニックでは、今後も学会との連携を図り、アカデミックな活動や情報発信を続けてまいります。