
2024年11月、当院院長・山田智子医師が理事を務める千葉県浦安市医師会医療介護連携事業の一環として、ユマニチュードの講演会を開催いたしました。当日は、医師、看護師、薬剤師、ケアマネージャーなど、約80名の多職種の方々にご参加いただきました。
講師には、東京医療センター総合内科の片山光哉先生をお招きしました。片山先生は臨床に携わる一方で、日本ユマニチュード学会の理事として普及活動にも尽力されています。
ユマニチュードとは、認知症の方をはじめ、身体的に脆弱な方々へのケアにおいて、信頼関係を築きながら相手の能力を最大限引き出すことを目指す方法です。その根底には、「人は人に認められることで、その人らしさを保てる」という考え方が存在します。
講演では、支援者の行動が相手にどう感じられるかを想像することの大切さや、身体を使ったコミュニケーションの重要性について学びました。「見る」「話す」「触れる」「立つ」というシンプルな4つの柱にこれらの要素が凝縮されており、非常に勉強になる内容でした。
ひまわりクリニックでは、これからも地域の多職種の方々と共に学び合い、地域医療の発展に貢献してまいりたいと思います。