慶應義塾大学医学部学生のS.M.さんが2日間、当院に実習に来られました。慶應義塾大学医学部では、総合診療科の実習期間中に地域の病院や診療所で実習をする機会があり、当院もその受け入れ施設となっています。
当日は訪問診療・外来診療の陪席や相談員に同行され、浦安市の地域医療を学んでいただきました。見学後の感想をいただきましたので紹介いたします。
総合診療科の実習の一環として、ひまわりクリニックにて2日間お世話になりました。
1日目の午前は、医師・看護師の方と共に訪問診療に同行し、患者さんからお話を伺ったりバイタルを測らせていただきました。患者さんとそのご家族に大変親身に寄り添ってご対応されている様子から、患者さんとの密な関わりの中で地域医療を支える家庭医の魅力を強く感じました。また午後は、介護認定の審査会の見学にて貴重な経験をさせていただきました。
2日目の午前は、ケアマネージャーの方に同行し、患者さんが訪問診療等をご契約される様子を見学させていただきました。多職種間の円滑な連携が患者さんとの信頼関係構築においても重要な役割を果たしていることを実感しました。また、郷土博物館の見学を通じて浦安市の歴史や文化的背景への理解を深めることで、単なる医療的視点にとどまらず、生活や社会環境を含めた包括的な視点を持つことの重要性を認識しました。
そして午後は、宮本先生の心療内科の外来見学でした。患者さんの表情や言葉の選び方に注意しながら、安心感を与える傾聴姿勢で信頼関係を構築し、ご丁寧に適切なフィードバックを行う様子が印象的でした。都度関連のレクチャーもしていただき、学びの多い非常に充実した実習となりました。
2日間、大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。
ひまわりクリニックでは今後も医療者の教育にも携わり、地域医療の向上に貢献して参りたいと思います。