
新緑が美しい5月、気持ちの良い日差しの中で過ごす時間が増えてきました。この季節、健康管理にも気を配りたいところです。昨年、帯状疱疹の予防についてご案内しましたが、今年度より、帯状疱疹ワクチンが定期接種としてスタートしました。より多くの方々が予防の恩恵を受けられるようになり、「帯状疱疹は、かからないための備えができる時代」に入りました。
この機会に、ワクチンという安心を、ご自身の健康に取り入れてみてはいかがでしょうか?
なお、帯状疱疹ワクチンの接種に対する公的補助は、任意接種・定期接種を問わず「一生に一度のみ」の対象となります。この制度を有効に活用できるよう、ご自身の体調や時期を考慮してご検討ください。
定期接種の対象者
これまで任意接種だった帯状疱疹ワクチンが、2025年度より定期接種として位置付けられ、対象者に対してワクチン接種が推奨されることになりました。定期接種により、より多くの方々が予防を受けられるようになります。
今年度(令和7年度)は、以下の方々が定期接種の対象となります。
- 65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳になる方
- 60歳から64歳の方で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能障害があり、日常生活がほとんど不可能な方
- 100歳以上の方全員
接種回数
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン:1回まで
- 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン:2回まで
浦安市では、対象の方に6月以降に個別通知が発送されます。その際に案内を受け取り、接種を希望される場合は、予約のうえ、ご来院ください。
詳しくは各市のページをご覧ください。
任意接種について
定期接種対象者以外の方も、50歳以上であれば、引き続き任意接種として帯状疱疹ワクチンを接種することができます。浦安市では、以下の助成があります。
- 乾燥弱毒生水痘ワクチン:1回あたり2,000円助成(1回まで)
- 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン:1回あたり5,000円助成(2回まで)
助成内容は市によって異なるため、詳しい内容は以下をご覧ください。
帯状疱疹ワクチン接種の重要性
帯状疱疹は、発症後に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる長引く痛みを引き起こすことがあります。これにより、生活の質(QOL)が大きく低下することもあります。しかし、ワクチンによって予防できるため、特に高齢者の方には、早めの接種が強く推奨されます。
ひまわりクリニックでは、帯状疱疹ワクチンの接種を行っております。ご不明点があれば、受付までお声がけください。
皆さまの健康を守るため、予防接種を推奨しています。
047-380-6660
※受付時間:平日9:00~17:00
