
患者に寄り添い、生活に根差した全人的医療・地域医療の普及のため、当院は複数の大学病院から医学生を受け入れる教育施設の役割も担っています。7月9日から10日の2日間、慶応大学医学部5年生のN.Jさんが当院で実習されました。
以下、N.Jさんからいただいた感想を掲載します。
このたび、ひまわりクリニックにて2日間の見学・実習をさせていただき、在宅医療の現場について多くのことを学ぶことができました。
老人ホームへの往診や患者さんのご自宅への訪問診療に同行し、病気だけでなく、患者さんやご家族のお話を丁寧に伺いながら、心理的・社会的背景も含めて一人ひとりを包括的に理解しようとされる姿勢がとても印象的でした。在宅医療では、生活環境やご家族の状況まで踏まえた診療が重要であることを実感しました。
また、訪問先で体調が急変した患者さんへの対応に立ち会う機会もありました。冷静に状態を評価し、必要な処置を行ったうえで速やかに救急病院へつなぐ様子を拝見し、在宅医療には幅広い知識と判断力が求められることを学びました。
実習ではバイタルサインの測定や聴診も実際に経験させていただき、診察手技を学ぶ貴重な機会となりました。その際、「患者さんやご家族の顔を見ながら結果を伝えることが安心につながる」というご指導をいただきました。診療は薬を処方するだけでなく、患者さんやご家族が次の訪問まで安心して過ごせるよう支えることも重要な役割であると深く学びました。
今回の実習を通して、在宅医療は患者さん一人ひとりの生活に寄り添い、多職種とも連携しながら継続的に支える医療であることを実感しました。お忙しい中、多くのことをご指導くださった先生方をはじめ、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。この貴重な経験を、今後の医学の学びや診療に生かしていきたいと思います。
ひまわりクリニックでは今後も医療者の教育にも携わり、地域医療の向上に貢献して参ります。
