抗インフルエンザ薬について

10月初め、国立感染症研究所が例年よりひと足早く「インフルエンザ流行レベルマップ」を公開しました。沖縄県では9月に患者数が急増し、インフルエンザ流行警報が発令されています。例年より2か月以上早く流行しているので、今から対策が必要です。

 

昨年のひまわり通信「インフルエンザにかかったら~治療薬について」で新薬「ゾフルーザ」について紹介しましたが、その後ゾフルーザ耐性ウイルスが出現したという報道があり、専門機関や製薬会社が調査を続けていました。
その結果、今年10月に日本感染症学会は「12歳未満の小児については『慎重に投与』する」提言をまとめ、日本小児科学会は「12歳未満の小児に対してゾフルーザの積極的な投与を推奨しない」と発表しました。

 

ゾフルーザを発売している塩野義製薬はこれらの点に関して「耐性ウイルスが広がっていくとしたら心配すべきだが、だからと言って全部使うのをやめようというのは極端な議論だ。まだ使い始めて1年しかたっておらず、何が起こるかわからない状況で慎重に使おうということだ。」と指摘、今後も調査を続ける方針を明かしました。
ゾフルーザの特色は
①細胞内でのインフルエンザウイルスの増殖そのものを抑える効果がある
②1回の経口投与で治療が完了する
これらはメリットになる点とも言えます。

   

その他の抗インフルエンザ薬は、内服薬の「タミフル」、吸入薬の「リレンザ」「イナビル」、点滴薬の「ラピアクタ」があります。ひまわりクリニックではゾフルーザを含め、患者さまの年齢や症状に合わせて慎重に処方する方針です。
どの薬もインフルエンザを疑う症状があらわれてから48時間以内の投与で効果的とされています。発症早期に重症化するかどうかの判断は困難ですが、乳幼児は急性脳症、高齢者や免疫力の低下している方は肺炎を併発するリスクがあります。心配な方は、早めに医療機関を受診しましょう。

   

もっとも、すでに流行シーズンを迎えている今、予防を徹底することが何よりも大切です。
インフルエンザ予防接種、マスクの着用・手洗い・うがい、そして規則正しい生活(睡眠・食事)で免疫力を高めるようにしましょう。
各自治体では子ども・高齢者などのインフルエンザ予防接種の助成を行っています。ひまわりクリニックでも診療時間内に接種可能ですので、お電話でお問合せ・ご予約ください。

     

●浦安市 高齢者インフルエンザ予防接種のお知らせ

●市川市 令和元年度高齢者インフルエンザ予防接種の実施について

 

このページをシェア。
目次