【クリニック実習者報告】
千葉大学医学部学生

千葉大学医学部学生のM.Nさんが、3週間当院で実習を行いました。

千葉大学医学部では、プライマリ・ケアを実践する全人的な臨床能力の育成や、地域課題を解決できる人材の育成、さらに地域医療に貢献する医師の育成を目標に掲げています。その一環として、医学部5年生が3週間の地域臨床実習を行う制度があり、当院もその受け入れ施設の一つとなっています。

実習期間中、M.Nさんは訪問診療や外来診療に同席し、患者さんの診療に積極的に関わってくださいました。また、院外実習にも取り組み、浦安市の歯科医師会、訪問看護ステーション、調剤薬局、介護施設での研修も行いました。

実習の最後には学生による発表が行われました。盛りだくさんの内容を30分という発表時間で見事にまとめてくれました。最後に、見学後にいただいた感想をご紹介します。

【クリニック実習者報告】千葉大学医学部学生

今回、大学のプログラムである地域臨床実習として、実習を受け入れて頂きました。

3週間の実習期間中、週3日は訪問診療に同行し、問診や診察に参加しました。訪問先では、高齢者の方や神経難病を抱える方、終末期医療を受けている方など、様々な患者さんが日々どのようなサポートを必要としているかを間近で見ることができました。医師や看護師が、患者さんとその家族に丁寧に耳を向け、抱える不安や疑問に紳士に向き合い、正解が1つではない問題についても一緒に最善の解決策を探っていくような姿がとても印象的でした。診療に向かう車の中では、先生方や看護師さんたちが診察のポイントや患者のプロブレムを教えて下さったり、時には楽しく雑談したりと、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。

外来見学では、主に心療内科の診察を見学しました。心療内科の患者さんは、心の問題を抱えながら仕事や育児などの日常生活を送っている方が多く、医師がじっくりと時間をかけて話を聞き、共感しながら支援していく姿を見て、傾聴の大切さを学びました。

外来見学では、主に心療内科の診察を見学しました。心療内科の患者さんは、心の問題を抱えながら仕事や育児などの日常生活を送っている方が多く、医師がじっくりと時間をかけて話を聞き、共感しながら支援していく姿を見て、傾聴の大切さを学びました。

さらに、週2日は浦安市内の在宅医療の現場を学ぶために、訪問看護師や訪問薬剤師に同行させていただいたり、有料老人ホームを訪問したりと様々な経験をさせていただきました。各職種が専門知識やそれぞれの視点を活かして、他施設と連携を取りながら患者さんをサポートしている姿を見学することが出来ました。これにより、患者さんにとって最良のケアを提供するためには、医療チーム全体の協力が不可欠であることを強く実感しました。

また、実習の最後には今回学んだことをスライドを使ってプレゼンする機会を設けていただきました。自分の学びを整理し、様々なご意見やご指導をいただけて、自分の成長にも繋がる経験となりました。

このような経験を通じて、在宅医療は患者さんとその家族に寄り添い、彼らの生活や信念を尊重しながら行われるものであると実感しました。医療者として、患者さんとその家族の声に耳を傾け、共に問題を解決していく姿勢を忘れず、これからも学内の実習や勉学に励みたいと思います。
今回の実習は、医療者としての視野が広がるような貴重な学びとなりました。ひまわりクリニックの皆様、貴重な経験を本当にありがとうございました。

ひまわりクリニックでは今後も医療者の教育にも携わり、地域医療の向上に貢献して参りたいと思います。

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