春のお出かけはメリットがいっぱい

日に日に厳しい寒さも和らぎ、春の陽気を感じられるようになりましたね。芽吹いてきた草花を見に、外へお散歩に出かけてみてはいかがでしょうか? 療養生活の中で、なかなか出かけにくいかもしれないけれど、ちょっとした外出が、療養の助けになることもあります。

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お出かけが療養生活にもたらす効果

一歩外へでると、季節の風や匂いを感じたり、鳥の声や賑わう街の音が聞こえたり、空に描かれた雲のアートを見たりすることができます。このように部屋の中とは異なることが、五感を刺激し、心身に活力を与えてくれます。
また、身体を動かすことは、運動不足の解消につながり、習慣的なお出かけは、運動機能の維持につながります。更にお出かけで、家族以外の人と挨拶や軽い言葉を交わすことで、脳や心が活性化され、認知症予防にも役立つことがわかっています。

療養=安静ではありません

療養生活とは、病気やけがに対する適切なケアを受けながら生活し、患者さまの健康を回復させて、生活の質を向上させることです。人間の身体は動かない時間が増えるほど、体の機能は衰え、さらには心身に深刻な不調や病気をもたらす「廃用症候群」につながる恐れもあります。廃用症候群の進行は早く、高齢者はその現象が顕著です。できるだけ動く機会をつくることが大切です。

お散歩も立派なおでかけ

お出かけと言っても、旅行やショッピングのような大々的なものでなくても大丈夫です。窓を開けて日差しを浴びたり、庭や家の前の道に出ることも立派なおでかけです。時間も数分からでよく、何よりも屋外に出ることが大切です。はじめはご本人の負担が少ないお出かけから始めましょう。日の光を浴び、お散歩やストレッチなど適度な運動をすることで、高齢者に不足しがちなセロトニンの分泌を活性化させることができます。

外へ出ればさまざまな発見があり、外出することで身体的、心理的により良い効果が得られます。外出の機会を増やすには最適の季節ですので、ぜひできることから始めてみてください。

ひまわりクリニックでは療養の悩みに寄り添う相談窓口を設けています。お気軽にご相談ください。

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