
金木犀の甘い香りが、風に乗ってふわりと漂う季節になりました。
道端にはコスモスやススキが揺れ、秋のやさしい気配が街のあちこちに感じられます。
日中は過ごしやすくなったとはいえ、朝晩の冷え込みや空気の乾燥が気になり始める頃でもあります。この時期は、高齢の方や自宅で療養されている方にとって、呼吸器の症状が出やすい季節でもあります。咳や息切れは、年齢のせいだけではありません。
今回は、呼吸器内科専門医を院長に迎えたグループクリニック、「ひまわり行徳クリニック」開院に合わせ、これからの季節に多い呼吸器の症状について書いてみました。
秋は咳が出やすい季節です。その理由は?
秋に咳が出やすくなるのには、いくつかの理由があります。
- 気温や湿度の変化
朝晩の冷え込みが強くなり、空気が乾燥しやすくなります。乾燥した冷たい空気は気道を刺激し、咳が出やすくなります。 - アレルギーの影響
秋はブタクサやヨモギなどの秋の花粉が飛びます。これらの花粉が気道に炎症を起こし、咳が出たり、喘息の症状が悪化することがあります。 - ウイルス感染の増加
風邪やインフルエンザなどの感染症が増える季節でもあります。感染による咳も多く見られます。 - 気道の過敏状態
季節の変わり目は気道が敏感になりやすく、普段は気にならない刺激で咳が出やすくなります。
咳や息切れ、「年のせい」と思っていませんか?
「歳だから、少しくらい息が切れても仕方ない」「咳が続いているけど、風邪の名残かも」 このような症状は、実は慢性的な呼吸器の病気のサインであることも少なくありません。
高齢の方に多い呼吸器の疾患として
- 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
- 肺気腫
- 間質性肺炎
- 気管支拡張症
- 感染後の慢性的な咳
(特に新型コロナや肺炎の後)
などがあります。
これらは早めに対処することで、病気の進行を遅らせたり、生活の質(QOL)を守ることができます。
呼吸器内科とは?
呼吸器内科は、肺や気道、呼吸に関わる病気や症状を専門に診る診療科です。
具体的には、長引く咳や痰、息切れ、呼吸が浅い感じ、胸の違和感などの症状や、気管支炎、肺炎、喘息、COPD、肺がん、間質性肺炎、睡眠時無呼吸症候群などの病気を診察・治療します。
年齢とともにこれらの病気が出やすくなったり、症状がわかりにくくなることもあるため、「年のせいかも」と自己判断せず、気になる症状がある方は、専門医に相談することが大切です。
【呼吸器内科で受けられる診療内容】
ひまわり行徳クリニックの呼吸器内科では、地域の方の呼吸器の健康を守るために、次のような診療を行っています。
- 咳や息切れ、痰が続く時の診断と治療
- 息苦しさの原因が肺か心臓かの判別
- 感染症や肺炎の治療と再発予防
- 喘息や肺気腫など慢性的な呼吸器疾患の治療と管理
- 吸入薬の使い方指導と効果の確認
- 睡眠時無呼吸症候群の検査と治療
- 在宅酸素療法の導入や継続管理
症状や生活状況に合わせて無理のない治療計画を立て、ご本人やご家族の不安にも丁寧に対応します。
CT検査で肺の病気を詳しく、早期発見
ひまわり行徳クリニックでは、最新のCT検査機を完備、胸のレントゲンだけではわかりにくい肺の状態も、詳しく確認できます。
- 肺炎や感染症の回復具合の確認
- 肺がんや間質性肺炎などの早期発見
- 慢性の肺疾患の進行評価
- 在宅酸素療法の必要性の判断
検査は短時間(5分程度)で痛みもなく、安全に受けられます。
検査後は専門医が画像をわかりやすく説明し、ご家族の質問にもお応えします。
ご本人が気づきにくい呼吸の変化も、ご家族や介護スタッフの「いつもと違う」という視点が早期発見のカギになります。
「歩くとすぐ疲れるようになった」「食事中に咳き込むことが増えた」「話すときの声が弱くなってきた」そんな時は、「様子を見よう」で済ませず、専門的な診察や検査を受けることをおすすめします。
小さな変化を見逃さず、専門の診察や検査を受けることが、毎日の安心につながります。
どうぞお気軽にご相談ください。
