春に向けて見直したい、在宅療養中の口腔ケア

寒さが和らぎ、春の足音が聞こえる季節となりました。季節の変わり目は体調を崩しやすく、特に在宅で療養中の方にとっては日々のケアが大切になります。

今回は、体全体の健康を守るうえでとても重要な口腔ケア(お口の手入れ)についてまとめました。

目次

口腔ケアが全身の健康に影響する理由

お口の中は、食べ物の残りかすや細菌がたまりやすい環境です。適切なブラッシングやうがいを行わないと、むし歯や歯周病だけでなく、誤嚥性肺炎のリスクが高まることがあります。特にご高齢の方や体力が落ちている方は、口腔内の細菌が気道に入り込みやすくなるため、日々のケアが体調に大きく影響します。
さらに、口腔内の衛生状態が悪化すると、食欲の低下や飲み込みづらさにつながり、栄養状態にも影響が出ることがあります。食べる量が減ることで体力が落ち、感染症への抵抗力が弱まる悪循環に陥ることもあります。

毎日のケアで取り入れたいポイント

在宅療養中の方は、体の状態に合わせて、やさしいブラシやガーゼを使った丁寧な清掃、保湿ジェルの使用などを取り入れてみてください。また、ご家族や介護者の方がケアをする際にも、やさしい声かけやゆっくりした動きで安心して行えるように工夫すると、本人の負担を減らせます。加えて、水分補給や口の中の乾燥対策も重要です。加湿器を利用したり、こまめに口を潤すことで、口腔内のトラブルを防ぎやすくなります。

困ったとき・気になるときは早めの相談を

口腔ケアは単なる「歯のお手入れ」ではなく、食事の楽しみや呼吸のしやすさ、肺炎予防にもつながる大切な日常ケアです。特に、痛み・口臭・乾燥・噛みにくさ・飲み込みにくさなどの症状が続く場合は、早めのチェックが安心につながります。気になる症状や不安な点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
歯科クリニックと連携し、訪問歯科治療や口腔ケアの手配も可能です。

春に向けて、在宅療養中の方も、ご家族の方も、安心して穏やかな毎日が送れるようお手伝いしてまいります。

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