
亀田ファミリークリニック館山の溝越けやき先生が当院を2日見学されました。
当院の訪問診療や心療内科外来を見学したいと館山市からはるばる来てくださいました。
当日は訪問診療・心療内科外来に陪席して、訪問見学をされました。見学後のメッセージを
いただきましたので紹介いたします。
【クリニック見学者報告】溝越けやき先生(亀田ファミリークリニック館山)
家庭医療専門研修の最終学年となり、研修修了後のキャリアを考える一助として、「家庭医が行うメンタルヘルスケアの実際と課題」について学ぶために見学をさせていただきました。
初日はおひさまクリニックにて、心療内科外来を見学しました。若年層から老年期まで幅広い世代の患者さんが受診されており、抑うつ、不安、不眠、心身症など多様な精神疾患に対して、背景を考慮し的確に診断・投薬を行う姿勢から、診療の質の高さを実感しました。短時間の中で患者の訴えを整理し、根拠をもって治療方針を説明される姿が印象的で、日常診療における自身の対応を振り返る機会となりました。都市部でも新規患者の予約待ちが発生しており、メンタルヘルス領域のニーズの高さを改めて感じました。
翌日はひまわりクリニックにて、心療内科外来を見学しました。先生の診療では、非常にわかりやすいたとえ話を用いた説明や、患者自身の気づきを引き出すような対話の工夫が随所に見られ、大変学びの多い時間となりました。疾患理解や薬物療法に関する知識を一層深めるご指導もいただき、臨床にすぐ活かせる示唆を多く得ることができました。
午後は訪問診療に同行させていただきました。訪問診療の現場においても、身体疾患だけでなく、不安・抑うつ・せん妄など心理的側面への対応が重要であることを実感しました。特に高齢者や慢性疾患を抱える方々では、環境変化や家族関係、孤立感が心身の不調に影響する場面が多く、家庭医が心療内科的視点を持つことの意義を強く感じました。
また、新浦安と浦安という隣接地域でありながら、開発時期や居住者層の違いから患者背景に明確な差があることも印象的でした。見学後には新浦安から浦安まで境川沿いを1時間ほど歩き、2段階の埋め立てなど地域の歴史や町の変遷を実際に感じることで、地域性をより深く理解することができました。現在自分が働く地域の特性を改めて見つめ直すきっかけにもなりました。
今回の見学を通して、家庭医に求められるメンタルヘルス対応の幅広さと、地域の文脈を踏まえた心身両面のケアの重要性を再認識しました。今後も家庭医として、こうした視点を大切に診療を続けていきたいと考えています。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。
ひまわりクリニックでは医療者の見学を随時受け付けておりますので興味ある方はご連絡ください!
