早いもので間もなく梅雨の季節ですね。
梅雨は一年のうちで、もっとも体調を崩しやすいシーズンです。今月のひまわり通信は、在宅療養中の方に特に気を付けていただきたい「梅雨の時期の健康管理」がテーマです。
梅雨の時期は、なんとなく疲れを感じやすくなりがちです。これは低気圧により副交感神経に影響を与えるためと言われています。気温や湿度の変化や空調などにより、冷やしすぎたり体温が変動しやすく、稀に身体がついて行けないなどという声もよくきかれます。また食中毒も心配な季節です。

温度調節

梅雨の時期は、エアコンを使い始めるタイミングなので意外にに冷やしすぎたり、逆にエアコンを消してしまい熱中症になってしまったり、適切な温度調節が重要です。特にご高齢の場合には温度の変化を感じにくいことがありますので、周りのご家族がこまめに室温を確認するようにしましょう。

食中毒対策

湿度や温度が高くなる梅雨は、冬場に比べて食中毒が増えます。ご家庭でもできる食中毒対策ポイントをご紹介します。

つけない

食中毒菌を食品に付着させないことが最大の予防法です。手指殺菌・調理器具の洗浄をきちんとして食品への二次感染を防ぎます。

増やさない

調理した料理は食中毒菌が増殖しない内に早めに食べることが重要です。また、食品を保存する際には常温で保管せずに冷蔵庫・冷凍庫などでしっかり低温保存しましょう。

やっつける

食品はしっかり内部まで焼いて熱処理をしましょう。また、カレーやシチューなどに繁殖するウェルシュ菌は低酸素下でのみ繁殖しますので、全体に火が通るようにをまんべんなく混ぜます。

ジメジメと憂鬱な日が続き、気分もめいりがちになりますが、ちょっとした工夫で気分も和らぎます。梅雨時ならではの楽しみを見つけてお過ごしください。
体調に不安があればいつでも受診してください。